フィレモン3 2020.2.16 山下教会
牧師 藤 井 勇 次
「 愛の償い 」 フィレモン17~25節
皆さん、おはようございます。2月第3聖日です。先週は 本当に暖かい日がありましたけれども、一週間 お元気にお過ごしでしたでしょうか。
今朝も先ず静まって、聖書より神様の御言葉を共に聞いてまいりたいと思います。
今朝の聖書箇所は、 フィレモンへの手紙の最後のところとなっています。パウロは、この手紙の最後に何を語っているのでしょうか。ご一緒に見てまいりたいと思います。
先ず、今朝の聖書の17節、18節には次のように書いてあります。
だから、わたしを仲間と見なしてくれるのでしたら、オネシモをわたしと思って迎え入れてください。
彼があなたに何か損害を与えたり、負債を負ったりしていたら、それはわたしの借りにしておいてください。
このように書いてあります。
この17節の「オネシモをわたしと思って迎え入れてください」というのは、フィレモンが自分を救いに導いてくれた恩師パウロを迎え入れるであろう、それと同じ態度でオネシモを迎え入れて欲しいと言っている言葉です。
これはあたかも、主イエス様が十字架上で「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。」(ルカ23:34)と言われて、自分を十字架につけた人々の罪の赦しをお願いされたように、罪を犯してフィレモンの所を逃げ出した奴隷オネシモを、赦して受け入れて欲しいと頼んでいる、そのような内容の、この手紙の中心的な聖句だと言われるところです。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 省略 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
そのキリストの十字架の罪の赦しとお救いを信じて、主なる神様の元へと元気に帰って行く、神の国への帰宅の道を今週も喜んで歩んでまいりたいと思います。そして、神様の赦しの愛に満たされ、人を造り上げるのに役立つ言葉を必要に応じて語り、聞く人に恵みが与えられるようにと祈りつつ歩んでまいりたいと思います。
祈りましょう。